バランス良いいい役者陣

 今日も、月蝕歌劇団を観に行く。

 観たのは『魔王マクベスーレーニンVS信長』。

 シェークスピアマクベス織田信長が同じ時代に現れ、それにレーニンも登場。

 面白くなれば何でも入れ混ぜるというのは高取英さんの作風で、それに慣れているので何が出てこようが驚いたりあきれたりしない。

 最終的に面白くて、感動できれば。いいのである。そして、本作も感動させていただいた。

 それでもって、この違う世界の英雄が共演するというのは、よく考えたら、永井豪先生の『マジンガーZデビルマン』だなと思ってしまった。

 今回、オイラが観た回はマクベスに城之碕リアンさん、織田信長に湖原芽生さんが演じていた。

 どちらのキャラクターも野望を持ちカリスマがある人物である。

 そんな二人の女優が演じることで美しさを、そして、内面は男性なのでカッコ良さを感じた。

 それでいて、二人には友情があり、それがお互いの男としてのキャラを際立たせていた。

 城之碕さんと湖原さんがそんないい男達を演じてくれたので、本能寺の変でのできごとがとてもいいシーンとなっていた。(ネタばれになるので書きません)

 それでもって、前作『天正少年使節天草四郎の乱―』ではメインであった白永歩美さんと岬花音菜は、本作では話を展開させていく魔女役を演じている。

 魔法を使いマクベスと信長を助ける役で、彼女達の行動は、見事と主役格二人を盛り上げていた。

 それで自分達の見せ場ではちゃんと印象に残したりもしていた。

 主役格、魔女達もいいが、その他の明智光秀を演じた藤原さえ、森蘭丸を演じた鈴乃月葉、敵役の魔女を演じた天正彩と、脇役格もいい存在感と印象深さがあった。

 それは決して主役格の存在感を邪魔することなく、それでいて一つ役として印象の残したりと、バランスがいい。

 この役者陣のバランスの良さが本作を成功させた要因かもしれない。

 

 前作、月蝕の新しい方向性を楽しみにしていたが、まずます楽しみが高まってきた。