この一か月

今年の四月は。

のんびり屋の私にとっては。

めまぐるしくって冒険的で創造的で。

疲れるの半分楽しんでるの半分。

一日のセンバツ決勝観戦から始まって、引っ越し見積もり取ったり、引っ越し準備でモノを片付けたり、花見をして鰻を食べたり、引っ越し先でご近所挨拶して、新しいお部屋をゆるゆる整えて、新しくものを買いまくって、新しい職場に出勤するようになって、ご近所を探検して。

お部屋は二階で、一階の美容室をやっている奥さんが大家さん。初めに問われましたよ、九州の出身ですかって。偶然にも、私と名字が同じで。通販の品を間違えて受け取られるというありがちな罠が発動する。

三階にお住いの、私よりちょっと年上のお姉さんはなんか京都人っぽい柔らかい感じの方です。たまに廊下に謎の呪文が響いています。

新しい棲家は前よりも広くて、自分の動線がオカシイ感じです。モノの定位置が定まらなくってやたらと探し回る引っ越し当初。お部屋の実物を前もって見ていないので、家具の配置も微妙に決まらない。

これも引っ越し当日に不動産屋さんから鍵を二本渡されて知ったのですが、二階三階へと上がるのは内階段になっていて、しかも狭い。ベッド(ニトリの足つきマット)が入らなくって、せっかく持ってきたのですが廃棄する。なかなか部屋が片付かなかった理由の一つがこれ(今までベッド下に押し込んでいたアレコレの置き場が……)。ちなみに、上の階のお姉さんは冷蔵庫が通らなくてクレーンを頼んで(けっこうお高い)窓から引っ張り上げたそうです。

窓は大きく、明るい。風通し良く、冬には冷気が伝わってきそうです。そして正午を二時間もすぎると、強烈な日差しが。その時間帯にお部屋にいるのは休日だけですし、日の差さないとこに移動してうずくまってりゃいいのですが、それでもなんか焼けた気がします。

残念ながら室内に洗濯機を置く場所が無くベランダ設置なのですが、南向きで結構広いそこには庇が無く風を遮るものも無く。朝は夜露ぐっしょりでベランダスリッパもうっかり出しっぱなしにできないという、洗濯機に優しくない環境。

お部屋はパッと見キレイなのですが水回りに難あり。シンク下と洗面台下の収納は底がブヨブヨのバキバキに傷んでいて初めは黴臭さに往生しました。前の住人が退去してから結構日が経っているせいもあるでしょうが、こんなに日当たりと風通しのよい部屋なのに。上の階のおねえさんが靴がカビたっておっしゃっていたので、やっぱりなんか湿気がこもりやすいんだ。

ある日蛍光灯がつかなくなり、照明を外してみたら裏側になんか茶色い土くれ状に腐敗したものがびっしり(おそらく、かつてスポンジだったもの)。大家さんに訴えたら、新しいLED照明に変えてくださいました。

引っ越し当日にご近所の鳥料理屋で一杯やる。おいしい。そこでお話した大学の先生(楽しい人だけど研究者って話が長くクドイ)におススメ頂いたベーグル屋さんが、本当にめちゃくちゃ美味しい。京大宇治キャンパス前の行列ができるパン屋さんにも並んでみたけど、感動はベーグルの方に軍配が上がる。

土地に高低があり、交通量の割に道が狭いと感じることも多く、ママチャリでは遠出しにくい。やっぱり原付欲しいなあ。実際バイク屋やスクーター率高いし。

原付通勤はダメ言われて、自転車通勤です。好んで川沿いの道を行きます。宇治川は荒々しく流れ、周囲は山々に囲まれ、その上に広々とした、青い空。雨だと難儀ですが、晴れの日は風光明媚を楽しんでいます。川向こうに緑に盛り上がるのは古墳で、その梢に名も知らぬ白い鳥たちが点々と、まるで絵のように。

ただし、やたら虫が飛んでいます。もう大量に。虫払いながら宇治橋渡る。

初出勤の朝は緊張して四時半に目覚めました。八時に家出て余裕で間に合うのに。その後もしばらく目覚ましいよりだいぶ早く目覚める日々が続きましたが、最近ようやく本来のお寝坊な自分が戻ってきました。

今日は初めて蕗を炊きました。

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