空白の戦記

吉村昭『空白の戦記』を読みました。

短編集です。1月に読んだので簡単に。

・艦首切断

海軍でおきた有名な海難事故・第四艦隊事件の話。

嵐の中、相互の艦の意思疎通もままならない。不安と焦り。

波をピラミッドに例えているのが怖い。

漁師はたくましい。

とても良い。那珂が主役みたいなもんだし。

・覆

海軍でおきた有名な海難事故・友鶴事件の話。

九死に一生を得た。

こういう話を聞くと、生き残った人と死んだ人の差ってなんなのだろうと考えてしまいます。

艦種切断と違い、死体の描写が多い。

これも良かった。

・敵前逃亡

アメリカ軍の捕虜になっていた少年が投降をすすめることを条件に解放される話。

一人称視点で話が進むのに最後、主人公が×××××しまうのでうそ臭い。

・最後の特攻機

玉音放送があった日に特攻した話。

結局のところ、なぜ特攻したのかはなぞのまま。そういうものなのかもしれない。

・太陽を見たい

沖縄戦で戦った女性の話。

激しい戦い。

自爆ばかりしてたら勝てるものも勝てない。

・軍艦と少年

小説『戦艦武蔵』の図面消失事件の少年を探して会うことになった。

そういう終わりなのか・・・・・・。

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