287 現代の金融政策ー理論と実際 白川方明

--現実の中央銀行は政策遂行に責任を有する当局者として、マクロ経済や金融政策に関する知識や理論の限界を明確に意識した上で、最善と判断する決定を行い、これを遂行しなければならない。このことは、「理論と現実は別物である」とか「理論は役に立たない」ということを意味するものでは決して無い。理論モデルは複雑な現実を理解する上で非常に重要であり、そうした思考の枠組みがないと、複雑な経済を理解することはますます難しくなる--

最近、新人や5年目くらいの後輩と仕事をすることがある。

業務に絡んで色々話題が飛ぶことがあり、金利と為替の関係が分からないという話になったので、その説明をしている過程で日銀の役割の説明に。

かつて、社会人3年目の時にこの本を読んだのを懐かしく覚えている。

坂の上の雲に登場する秋山真之に憧れて、会社の共同の本棚にあったこの本を、俺が読んであげないと本が可哀想だ、とかうそぶいて持って帰って、、、今でも持ってるのだから始末が悪い。。。

直接的なオペレーションの相手は金融機関か政府くらいで、手段も、突き詰めれば金利か貨幣量の調整くらいしかないにも関わらず、それが日本や世界全体に、しかも重大な影響を及ぼす、というシステムの作られ方に感動して読んだ記憶がある。

理論って凄い!現実社会って凄い!

と。

懐かしい。

今日、会社のホワイトボードを使って後輩に、このあたりを頑張って説明したのだが、恐らく巧く伝えられていない。

「面白いでしょ?」と聞いたら

「難しいですけど分かるように頑張ります」と、意図しない方向の回答が出て無念。。。

難しいと思わせてるってことは、自分がしっかり理解できていないか、或いは説明に情熱が足りないか、なんだろうねえ。。。